学生の部課外授業 in 京都 2012年6月

滝学園同窓会関西支部では、初めての試みとして、平成24年6月3日(日)に、大学生の会員の皆さんが、大学での学習や就職活動で情報交換ができるような同窓会組織を目指して「学生の部」交流会を開催しました。 第1部は、自己紹介や皆さんの近況報告で交流を深めました。そして第2部では、京都歴史めぐりの散策によって、身近な京都を知る機会になりました。その後は夕食会で盛り上がりました。

以下は当日の報告です。

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前日の「郡上おどりin京都」の打上二日酔いが覚めやらぬ学生部会で、いささか元気がなかったところ、学生の部2次会の居酒屋の開店時間の隙間を埋めるにわか思い付き時間つぶしご近所の歴史めぐりミニミニツアー、1次会の会場のある「河原町御池」あたりには、思いの他歴史的ポイントがあったことにあらためて驚きました。

1次会の会場のホテル本能寺の裏には、ホンモノの「本能寺」があります。滝学園のあたりを馬で駆けずり回ったこともある「織田信長」が、明智光秀に討たれた(古井戸をつたって逃れたとの説もあり、遺骸が見つからんかった)有名な「本能寺の変」の舞台ですが、・・・当時の「本能寺」の場

所は、南西に1.2キロ程はなれた四条堀川の近くでした。

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案内板を代わって先読みし、さも自分の知識のように学生さんに伝えるにわかガイド、知ってる人が聞いてたら冷や汗もの。寺町通りの門から入り、本堂に上ってお参りし河原町通の方へ出るころには、いっぱしのボランテイアガイド振り。

続いては、河原町通りを北上し、東側の京都ホテルオークラの前にある「桂小五郎/木戸孝充」の銅像前。このあたり長州(山口県)藩邸があったところで、幕末から明治維新に掛けて活躍した西郷隆盛、大久保利通と並ぶ「維新の三傑」のひとりとして歴史に名をはせた。

京都ホテルの北の小路を東へ。小さな橋がかかるのは、「高瀬川」。森鴎外の「高瀬舟」で有名な人工河川で、再現された「高瀬舟」も川の流れの上にあり舟溜まりである「一之舟入」の大きな池(舟溜まり)が、こんな街中にあるのには、学生さんたちもビックリ。

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木屋町通を少し下ったところには、割烹旅館「幾松」桂小五郎の愛人(後に妻)の芸者にちなんだ有名なお店。更に下るとテレビにもでてくるジェフバークランドの「英語塾」。

再び御池通を渡った西側には、加賀百万石(金沢)の京都藩邸跡を示す石柱と案内板。

さらに木屋町通を三条まで。4月のはじめには綺麗な桜並木の高瀬川筋をぶらぶら歩き、次は、幕末の偉人信州(長野県)松代藩の「佐久間象山」と長州藩の「大村益次郎」遭難碑・・・さすが京都は歴史の宝庫です。みなさあん勉強しましょうねえ。

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最後は、三条通を東に進み「旧東海道」の起点(江戸の人は終点ともいう)「三条大橋」。東に「大文字山」その左には「比叡山」を眺め、夕暮れの東山三十六峰、目を鴨川に転ずれば、河川敷には点々と腰をおろした若者たちが見える。鴨川右岸には、木屋町筋から桟敷が張り出し、京の夏の風物詩「鴨川の床(ゆか)」のお客さんを迎える準備に着物姿のお姉さんが忙しい。

そんなこんなの歴史ミニミニツアー。これを読まれて興味をもたれた方は、ぜひ京に「おこしやす」。

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フーッ。どんぴしゃ居酒屋の開店時間に到着。時間調整の天才・・・いやいや唯々冷たいビールが飲みたかっただけの話でした・・・お後がよろしいようで。

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副支部長 古 田 義 幸 (昭和43年卒)

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